2014年12月17日(水)「あれはどうなってる?」
妻が作ってくれたオムライスに“ハバネロオイル”をかけて食った。
「何でもかんでも辛くして何が面白いの?」と妻は機嫌が悪いが、これが美味いのなんのって例えようが無い。オリーブオイルにハバネロの刻んだものをぶち込んだだけのものだが、どうやらある程度の日数を経て熟成したようなのだ。辛さが落ち着いてまろやかな風味が出ている。もともとハバネロには柑橘系の香りがあるが、プラスαになっている。
「食ってみろよ、騙されたと思って!」と勧めてみるが、妻は「あなたにはもういっぱい騙されたから結構です」とにべも無い。
とそんな会話があって、急に思い出したのである。「“あれは今どうなってるんだ?”シリーズ」にしてしまおうかなあ。
「是非とも研究を完成させて欲しい。そして製品として発売になったらすぐに買うぞ」と思っていた(る)ものに“匂い発生器”というのがあった。テレビやパソコンの横に設置してあってUSBでつながっているのだ。で、例えば料理番組の最中に炊きたてご飯の匂いや薩摩黒豚の生姜焼きとか、宮崎黒毛和牛の塩麹熟成ステーキなんていう旨そうな匂いも漂い出てくる訳である。
光には3原色というのがあって、混ぜ具合でほぼ全ての色が合成できるのはよく知られたことだ。で、開発者は匂いにもいくつかの原則的な素があって、調合ですべての匂いを再現できると考えたのだろう。
実際、花の匂いとか、海や森の匂いぐらいまでは成功したというニュースを10年まえぐらいに目にした記憶がある。たしかNECだったんじゃないだろうか? 天下のNECですからねえ失敗するはずは無い。今ではこの機器の噂をまったく聞かなくなったが、思うに製品自体は完成していたのだが、便所シーンでカレーの匂いが出たり、カレーのCMの際に加齢臭が出たりと誤動作をしたため厚生省からストップがかかったのではないだろうか、とわたしは思うのだ。NECに知り合いがいるので、今度ちゃんとした取材報告をする。
リニアモーターカーってのは一体全体どうなってしまったのだろう。実現までに時間がかかりすぎではないですか? だってもう彼此20年ぐらい経たないか? 糞ジジイのわたしでなくても「おかしいなあ、何か裏事情があるんでねえの?」と思っている人は多いと思うのだがどうなんだろう。
例えばだ、レール(?)用の土地の買収が思うように進まないとか、飛行機より安全で格安と言うのが売り文句だったけど、飛行機もかなり安全になってきたし料金もかなり安くなってしまって、リニアモーターカーの開発意味自体が薄れてしまった、とかね。
国は引っ込みがつかないという理由で無駄な事をいっぱいやってるからなあ。有り得るかも知れない。まあ東京オリンピックという大義名分が整ったから頓挫ということにはならなさそうだが、われわれ国民に何か隠していた感じはあるなあ。
小保方さんのSTAP細胞だって本当のところはどうなってんだ? 理研の調査班だってなんではっきり「嘘だったんですよ」といわないのだ? いや、反対意見でもいいのだ。「あるはずだが今回は作れなかった」でもいい。有るのか無いのかぐらいは知りたい。もしくはぜ〜んぶ暴露するかだ。こう言えば誰と誰にこういう迷惑がかかるので言えないのです。小保方さんはこうこういう理由で理研に居てもらっては困るので、だれだれさんが作戦を練ってみんなで葬りました、とかね。
ここは是非に国民を納得させていただきたい。
「他人のことばっかり言ってないで自分のことも反省しなさいよ、因業ジジイ!」と妻は手厳しい。
そうだよなあ。2014年はこれこれします、と言っておいてほぼ何も達成できてないなあ。
1.落語をひとつ丸暗記して、おふくろのいる介護施設で演じる
2.カヌーをもっと漕ぐ。最低「夜明けを漕ぐ」「川を下って太平洋」「役立つカヌー」
3.20年ぶりだが曲を作る。テーマは「シャウトしない音楽」
4.短編映画を作る。タイトルは「ソラと旅した60日」
5.長編小説を書く。タイトルは「ソラと旅した120日」
「ただ気が多い爺さん、というか妄想ジジイ、だわねえ」と妻は言った。
mk
早め早めの年間反省
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