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尻尾ピンピン | |||
2017年01月31日(火)「明美ちゃん」 犬を連れて海に行く。 今日は明美ちゃんも一緒である。本人にはもちろん内緒だが、どんな性格なのか密かに観察するのも目的のひとつだ。小柄だがセクシーな体つきで、声もなかなかに可愛い。年齢を尋ねたことはないが、27〜28歳といった感じだろうか? 女性として一番いい時期だ。ちょっとお馬鹿なところもあって、しっかりしろよと思う時もあるが、この歳になると小さなことなんか気にせず、ただただやさしく包容力のみで見守ってあげたい。 「この辺の道は良く知ってますのよ」 とか言いながら笑っている。わたしがわざとラブホテルの前でウインカーを出したりすると「ワンちゃんがいない時に!」とか言ってさりげなくかわすところなど実にいじらしい。 「まだ明美ちゃんのこと、よく知らないからなあ」 「知らないとダメなの?」 「つうか、知ってた方がいいでしょ。どうすれば感度があがるとかさ」 「感度! いやらしい!」 「いやらしいって何よ! もっともっとイジってみたいですよ」 「イジリーねえ小林さん、まったくもう。いつもそうやってイジリながら誰でも誘っちゃうんでしょ?」 「明美ちゃんだけですよ、心を許してんのは」 「嬉ピー、じゃあ私は心も体も許しちゃおうかしら、ウフフッ」 犬どもが呆れ顔で会話を聞いている。が、いくら賢いといっても所詮は犬だ。妻に告げ口などはできない。ざまあみろってんだベラボウめ。 デレデレしていたせいか、迂闊にも道を間違えてしまった。すると明美ちゃんが突然怒り出したのだ。ちょっと信じがたい強い口調だ。 「リルートします。リルートします。リルートします」 “結構いい線行ってる”と思ったのだが2008年ソニー製の明美ちゃんは、やっぱちょっと脳味噌が足りないようだ。ヤフオクでたったの¥3000だったしなあ。 て言うか、カーナビに名前なんかつけんなよっ、てか? |
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