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やっぱ紅葉の季節がいい

観光、観光!

川へ降りてゆく

蟻んこの巣のよう

じいさん

わらじトンカツ有名

パン屋「酪」

「酪」の中

「酪」の庭
2016年08月13日(土)「 “残念3連発”の日 」

「豚味噌の会」の会計担当・玲奈ちゃんを養老渓谷に案内することにした。
 養老川の冷たい水で納涼した後、テレビのグルメ番組でも取り上げられた美味しいトンカツ屋や、ぐるなびで評判のパン屋などを巡って、2人で一緒に豚になろうという訳である。
 しかしだ……くどくどと言い訳がましく書き連ねても仕方がない。写真の通りなのである。悲しいかな、今日は“残念3連発”の日なのであった。

(残念@ 13:10)
 先ずは「粟又の滝」。養老渓谷と言えば粟又の滝だ。しかし、いくらお盆休みとはいえ、ここまでの人出はさすがに予想すらしていなかった。川縁もバーベキューなどをする人々でほとんど埋っていたから、おそらく400人ぐらいはいたかも知れない。当然遊歩道も渋滞状態。さらに水不足で川に流れがない。流れないから泥と苔と人間の垢でドロドロに濁った淀みになっている。
「病気になりそうだ」と水に触ることもなく早々に退散。
 潜っているお父さんがいたが、大丈夫だっただろうか? 水中で下痢などをした子供が絶対にいたと思うな。


(残念A 15:08)
 次はトンカツ屋の「とんかつ亭 有屋」。
 実を言うと渓谷に向かう途中、茂原のスシローでブランチとして結構ちゃんとした量を食べて来たのである。なので、到着後もまだそれほど腹が減っておらず、丁度都合の良い(悪い?)ことに店の回りが小江戸街(房総の小江戸大多喜)になっていたので「腹ごなし」のつもりでちょっと散策をしたのだ。
 それがいけなかった! 30分後に店に戻ってみると「本日の営業は終了」の札がかかっていたのである。
 舐めていた訳ではないが、サイトにあった“材料が無くなりしだい閉店”の注意書は本当だったのだ。
 わたしは豚肉の間に明太子を挟み込んだ“博多トンカツ”を食うつもりだったのだが……。


(残念B 15:38)
 パン屋「窯焼きパンの店 酪 」も閉まりかけていた。
 ドアを開けて中に入ると、棚にパン類が1個も無い。10個ほどのケーキが残っているだけだ。店主の顔色からして、今まさに閉めるところだったようだ。ホットコーヒーを飲みたかったが店主はもうスイッチを落としたと言い、テイクアウトも不可能。
 わたしたちは顔を見合せ「お土産にする?」「ここで食べたいよなあ」「せっかく来たのに…」などとやや演技じみた粘り腰。
「庭のテーブルでよければごゆっくりどうぞ」と折衷案が出たところで、ケーキを数個買い屋外へ。ギリギリの滑り込みセーフと相成った。
 チラッと見えたランチメニューの“カレー”に、髪は無いが後ろ髪を引かれる。食いたかったなあ。昔から、蕎麦屋が作るカレーは旨いと言われているが、パン屋が作るカレーはどんな味なのだろう……気になるじゃないか。


 往復5時間もかけて遊びに来てくれたのに、さらに山道を車で走り回るばかりで、今回は彼女にぜんぜん美味しいものを食べさせてあげられなかった。
 若い(年下の)連中が大好きで、美味しい物をあれこれたくさん食べさせたいと思う気持ちは鹿児島人のDNAだ。わたしも歳を重ねるごとにますますそうなってきた。
 もっとも、大人たちには強引過ぎる所もやや有って、逆に若者たちからは「アレ食えコレ食え攻撃」などと呼ばれていたりもするんだけど。