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Fieldnote 2017 運転犬を育てるのだ

オークションの写真

我が家に連れてきた

いっぱいいっぱいだ

チョロQみたいだ

僕の車だかんな
2017年01月22日(日)「ヤフオクで車を買う」

 前回の話題を引き継いで「自分専用の車」をついに買うことにした。どうせ買うなら早いに越したことはない。
 現在、家にある車がホンダの“フリード”なのだが、もう1台の車も雰囲気的に釣り合いがとれていないとアーチスト小林としては嫌である。
 条件過多なのは承知の介だが、後の愛着度に大きく影響が出るのでやっぱりここはわがままを通したい。

〈条件〉
@超格安の中古の軽自動車であること
A走行距離130,000km以下であること(2年間乗れればいいという考え)
B燃費20km/l程度であること
C小さいこと(2台駐車することになるから)
D車検が丸々2年付いていること
Eホンダの車であること
Fフリードと同じ“銀色”であること
G耐久性抜群のエンジンであること
H外観の傷はぜんぜん構わないが内装は綺麗であること
I引き取った後、乗って帰って来られること

 1月の休みが3日間しか無いので、中古車センターなどをのんびり見て回る暇が無い。そんなに忙しいんじゃ買っても乗る暇も無さそうだが、欲しいとなったらもうどうにも止まらない。山本リンダなのだ。
「昔から失恋すると何か大きな買い物をするよねえ?」
 後ろで妻がドキッとするようなことを言ったが、腹の中で「そうそうカヌーもいつの間にやら3台になった」などと思い出しながらも、聞こえない振りをしてヤフオクを見ていた。

 すると……千載一遇とはこの事だろうか?
 10個の条件を全て満たす車が有ったのだ。安すぎて信じがたく、疑って不安になり、1週間ほども迷っていたのだがその間にも入札も落札も質問も無い。出品者の評価があまり良くないので、それが原因か? それとも詐欺か? 悪い中国人か? と色々と妄想を馳せる。
 粗大ゴミを買うのは嫌だし、1ヶ月で廃車なんてことになったら失恋の傷を癒す(?)どころか失意のドン底だ。かといってここまで盛り上がった気分を冷やすこともまた容易なことではない。ソラもキラもその気になってしまっているのだ。

「お友だちのご主人がオークションで結構車とか買ってるらしいわよ」
 そういう台詞はスーッと耳に入ってくる。
「大丈夫なんかねえ?」
「今はもうそういう時代なのよ。家だって通販で買える。それにその車だけど、そんな金額、騙し取たって仕方ないでしょうよプロは……」
 妻のその一言で決めてしまった。即決価格で落札した。ホンダのライフ、グレード名“メヌエット”、 分相応である。
 落札後に新たに2年車検を通す訳だから、少なくとも走行・使用に問題は無いだろう…と考えたのと、レストアベースと割り切れば弄り回す楽しみもある……とも思ったのだ。
 昔、ボンネットに穴が空いた車をなんとかメンテしながら、埼玉から鹿児島まで帰省した経験を持つ。イジリー小林とは、わたしのことなのである。


 で、本日は「明け」。午後から船橋まで電車で行き30分ほど歩いた“野ッ原のど真ん中にある”怪しい販売店から車を引き取ってきた。予想に反して車体は綺麗である。ピッカピカの黄色いナンバープレートと同じぐらい光っている。
 しかし……ネットオークションで車を買うということはこういうことなのであろうか……リアハッチに50cm位の凹みとエンジンオイルのわずかな滲みが有る。商品説明には一言も無かったことだ。現物を見ないで買ってしまう方が悪いと言われればそれまでだが、10枚も写真を添付できるのだから傷の方ぐらいは載せておいて欲しかった。
 が、わたしは考えた。おそらく現物を見たら買っていないだろうと。だからこれもある意味「縁」なのである。
「ええんちゃう?」
 駄洒落ばっかり言っている人生だ。

 帰宅後、バッテリーを新品に替えて、エンジンオイルも入れ替えて、ついでにオイルシール剤も入れて……と今日はここまでである。
 カーナビの取り付けとタイヤ交換も早々にやらねばなあ……結構、金かかるなあ。