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次の日も海は海だった

小さな中州だった

三羽川鵜

ゴムチューブダム

ダムの上流

驚とはオドロキ

満潮時は通れない

小魚いっぱい

黒い石袋

3年後のわたし

太平洋はでかい
2016年07月19日(火)「 海の日の次の日に海に行く 」
 
 クリスマスがイエス・キリストの誕生日だと思っていたが、実はいつ生まれたかなんてまったく不明で、本当は「キリストの誕生を祝う日」であることをつい最近知ったのだ。恥ずかしき62歳である。
 同様に「海の日」が実は「産みの日」でもあって、この日に出産した女性はそれ以降50%、生まれた子供は一生涯、国税が無料になるってことを知っておられましたか? 少子化の歯止め・打開策として打ち出された奇策らしいが……。
 な訳はない、嘘ですよ!

 右肘の痛みがやや和らいできたのでリハビリをしたい。電車で行ける近い川…ということで一ノ宮川にターゲットを絞った。で、ロケハンに出かける。駅としては外房線の「上総一ノ宮」である。駅から川までは400mぐらい。カヌーのキャリアー引きで肘の腱を痛めた感もあるが、順手・逆手を持ち替えながらいけばまあそこそこ大丈夫であろう……か?
 猛暑の中、川沿いを歩き回るのもしんどいので、小回りのきくスーパーカブで行く。熱風に近いが、60Km/hの風は汗を乾かして心地よいのだ。

 一ノ宮川は荒れていた。そしてまた、荒れているのを直すのに随所で小規模の工事をやっており落ち着きがない。地図で中州を見つけてあったので現物を見に行ったが、ここでのんきにカヌーなど漕ごうものなら人に笑われてしまいそうな雰囲気があった。
 それだったら自宅近辺の村田川(幅5m程の用水川)で漕いだ方が探検チックで面白そうだ。同じ笑われるにしても文学的である。ような気がする。
「あらら小林さん、何しとっとですか? 河童でも見かけて探しとっとですか?」
 結局、一ノ宮川は候補から外す。ゴムチューブダムの上流ならもしかしたらイケる……かも知れない。

 帰路、馴染みの海を見に行く。わたしにとっての海のイメージはやはり穏やかな錦江湾(きんこうわん⇒鹿児島湾)で、九十九里の太平洋はいまいちしっくり来ない。が、香りというか、肌で感じる温度というか、音、光の屈折率などにやはり共通のものを感じるので、それでもまあかなり癒されてはいるのだ。
 埼玉に住んでいた頃も、結構な頻度で湘南や千葉や大洗の海に足を運んだ。そしてただそこへ行くだけで、わたしは正常を取り戻し、また日常へ戻ってゆくことができたのだ。
 あん? ほら見ろ! よく分らんがやっぱ「産みの日」でもいいような気分になったぞ。海はさまざまなものを産み出す源なんだぜ〜。