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今欲しいのは山の上の土地です

結構大きい木だ

実も欲しい

赤い蕾がいい

オシベの数多いね

ここ欲しい

煎じて飲むといい

黄色い風が吹く

ここはもっと欲しい

子供の頃の原風景

え、茂原市なの?
2018年03月03日(土)「梅の香りに誘われて」

 カーナビから道が消えた所に車を停めて外に出ると、梅の甘い香りが漂ってきた。誘われてどんどん奥に入ってゆくと紅白の梅が藪の中に数本植えられていた。花は5分咲き。植えられて、とは言っても木の根本はびっしりと雑草やイバラに埋もれていて容易には近づけない。枝を数本頂きたかったが止めることにした。
 あちこちに「発砲注意・イノシシ注意」の看板。禁猟区ではないらしい。黒っぽい服装をしていたので要注意だ。四つんばいで走ったりするのは止めようと思った。
 よく手入れされた広い畑地に出た。きっとここは山のてっぺんを切り開いた場所なのだ、空が丸い。人家らしいものは1軒も見当たらない。こういう所に掘っ立て小屋を建てて電気も引かず完全に自給自足したら、きっと悟りが開けるのだろうなあと考えた。
 枯れ草の上に腰を下ろしてイノシシを待つ。キョンでもいいがどうせなら食べられた方がいいだろう。そういえば「ジビエ祭りというのをやりましょう」と盛り上がったこともあったなあ。こんな真昼間に出てくるはずがないことに気づき、一人笑う。昔むかし、静岡の修善寺あたりでボタン鍋を食ったことを急に思い出した。

 1年に1回か2回、強い自己憐憫(レンビン)を感じる日があって、今日のような暖かい春先に多い。自己憐憫が始まると○○もそろそろ終わりである。○○は恥ずかしいので言葉に出来ない。