SAKURA INTERNET
憧れの科捜研

著作権に触れないようにうんと小さくした。あ、そういう問題じゃないか!
2019年02月26日(火)「トレース 〜科捜研の男〜」

 大河ドラマ「西郷どん」が終わってしまって、その後の「いだてん」を観ていないので、毎週心待ちにしているといったテレビ(ドラマ)が無くなってしまった。
 と、思っていたら「トレース 〜科捜研の男〜」が面白くて面白くて仕方がない。必ず録画しているので、1回の放送分(ストーリー)を数回観たりしている。
「もしかしてそのぐらい観ないと筋がわからないの? もうそこまできちゃったの?」
 妻は大変失礼な事をいう。ボケ老人扱いだ。訴えてやる。
「毎回、観るたびに新たな発見があるんだよ」
「ほ〜ら、やっぱり筋が100%のみ込めないからじゃない!」
 反論する気にもなれませんね。

 主人公の錦戸 亮さんが相変わらずいい色を出している。「西郷どん」の中でも彼の放つ色は独特だった。持ってる人には敵わない。
 さらに「トレース」は、原作者が本物の科捜研出身者だということもあり、ストーリーも捜査内容も現実的で説得力がある。お勉強(?)になるぐらいだ。回ごとのストーリーがいつかどこかでつながり、そして最終的にメインテーマ「武蔵野殺人事件(主人公の家族が全員殺された事件)」の解決へと導かれてゆく、といったドラマチックな構成も王道だろう。
 もう少し重いものかと予想したが、役者の顔ぶれで重量オーバーを防いだ感がある。その辺もまあ面白い。

 しかしである。ドラマ評論家のように偉そうな事を散々言っておきながら、わたしが何回も何回も観てしまうのは実はヒロイン役、新木優子さんの「ハイ」というお返事一点なのだ(笑)。
「そんなとこかい!」とか言わないで欲しい。実に可愛いのである。5歳の時、美智子妃殿下御成婚の折、テレビ画面を指差して「この女が欲しい」と叫んだ時以来の、同じ欲求を感じてしまっているのだ。
 現代人がとっくに忘れてしまっている素直で、純粋で、無垢で、心の底から発しているお返事言葉「ハイ」なのである。そしてなんと、今まで1度も同じ「ハイ」が無いのも、わたしの優子ちゃん研究で既に分かっているのだ。勿論「ハイ」ばっかり言っている訳ではないが、おそらく彼女はこのドラマで「ハイ」の言い方に自分の女優生命をかけているのだとわたしは推測しているのだがどうだろう。
 演技だとしたら天才、地だとしたら天賦、いずれにしても魅力満点の女優さんだ。持ってる人にはほんと敵わない。

 騙されたと思って観てみてください。いつか彼女の「ハイ」が世界を救う日がやって来るんです。心が洗われる気がしますから。