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Fieldnote 2017 背が低いとな、テント設営が大変!

ショックコードは直してきた

晴れた日ならこれでOK

フライシートを付ける

俺も小さいがテントもでかい

まるでキャンプ場
2017年07月09日(日)「遠くへ行くのだ」

 何かの本で読んだが、イギリス人というのは原形が分からなくなるまで物を大切に修理して使うらしい。原形が分からなく……って言うのはまあ盛った話だろうが、感覚的にはなんとなくうなづける気がしないでもない。イギリス人ってのは、特に老人が、いい意味で超頑固そうだもんなあ。
 ということで、わたしも今日はイギリス人になることにした。“ジェームズ小林”だ。

 コールマンの大型ドームテントを持っているのだが、長年使っていなかったせいでアルミパイプの中のゴム紐(ショックコード)が劣化して現在使用不可状態になっている。防水性能も今となってはちと怪しい。軽だが車も手に入った事だし、そろそろ犬とも旅に出たいし、一念発起その大型テントを復活させることにした。サイズ的に(床面積3m×3m、4畳半以上だ)家の庭では修理できないので近所の「創造の杜」までテント及び道具一式をキャリアーで運ぶ。

「遠くに行きたい」という歌があるが、そんなロマンチックな話ではないのだ。水のきれいな川や湖はみな、特に千葉県からは遠くにある訳で、気持ちのいいカヌーを楽しむならもう泊りがけで行くしかない、と今更ながらに気付いた訳なのである。
 今一番行きたいのは群馬県の「四万(しま)湖」である。“四万ブルー”と呼ばれる濃い青い水の湖らしい。実は埼玉に住んでいたころから憧れていて、湖に近い群馬県中之条町の山中に200坪の土地(100万円だった)を購入する一歩手前まで行ったのだったが、何か仕事上の事案と重なってそれどころではなくなってしまった、という悔しい記憶がある。

「いい歳をして今さらキャンプ旅? ルンペン(死語?)に間違われるよ〜!」
 妻も娘もまったくもってひどいことを言う今日この頃だが、まあ聞く耳はとっくに難聴だ。
 旅館やホテルではダメなのである。オートキャンプ場でもダメ。大地に背中をつけてオオカミや鹿の鳴き声を聞きながら眠るのがいいのである。すると体の中の野生が蘇り、脳がリセットされて生命そのものが覚醒するのである。そして狼たちと踊りながらまだまだ残っているはずの、自分の中の潜在能力を探し続けるのである。それこそが「生きとし生けるものの旅」なのである。
 昔読んだネイティブアメリカン(俗にいうインディアン)の本(思想)に、わたしはまた最近カブレ始めている。

 テントのリペア作業はなんとか無事終了。ペグ(地面に打ち込む金具)が何処に行ってしまったのか半分の数になっていたが、忘れないうちに補充しておこう。シームテープも一部張り替えた方がよさそうだった。
 暑くて死にそうだったがイギリス人のようにやせ我慢し、日焼けしてインディアンのような赤い肌になった1日であった。

 そんな着地かい!