写真はすべてサイズを小さくしただけで、他はまったくいじっていません。

ドイツ語は読めません

秋だなあ

となりはタコ焼屋さん

このエグさも嫌いじゃない

空の色が濃い

逆光も泣かせてくれる

心に残る色と彩度だ

パナのTZ20の写真

とても自然だ

コバミチの3分間工作

2014年10月14日(火)「 玉を求めて幾千里 」

 10/10の「フルハイビジョン」の最後に書いた“ついでに買ったKodak Easyshare LS755”を実際に使ってみた。
 解像度は500万画素しかないし、特別に優秀な機能がある訳じゃないし、画像の保存にだってえらく時間がかかるし…とアナクロなやつだ。バッテリー付きで問題なく動くのに500円だものなあ。デジカメの世界には進化に比例した哀愁がある。だからわたしが身請けしてあげるのだ、ハハ。

 カメラマニアはレンズのことを「玉」という。わたしなんかは玉と言われれば、あの玉のことしか思い浮かばないが、ヤクザの世界では玉と言えば命のことだ。つまり、レンズはカメラの命なのである。
 LS755にはシュナイダー・クロイツナッハ・バリオゴンという舌を噛みそうな名のレンズがついているのだが、これが実にいいのである。旧西ドイツのメーカーで名玉といわれるレンズをたくさん作っていた(らしい)。
 ソニーのカールツァイスもパナソニックのライカも勿論日本製だ。ある一定の基準をパスすればカールツァイス銘を使ってもいいですよ〜、という契約なわけである。シュナイダーも勿論そうだと思う。しかしだ、その「基準」に玉屋さんの個性が出る訳なのである。ニコンのレンズはちょっと青っぽいし、キャノンは黄色っぽい。
 空の写真を撮れば顕著に表れるのだ。オリンパスブルーなんていう空の色もかつてはあった。

 台風19号が通り過ぎて行った翌日で、大いに空気が澄んでいたのは確かだが、しかしながらLS755のこの空の青さ・色の濃さはどうだどうだ、なのだ。
 もちろん好みの問題なのはわかっている。「あたしこんなのキライ、あたしの瞳の青のほうがステキ」なんて言われればそれだけのことだが、わたしはこの空の色が大好きである。
 自動販売機の色はさすがにちょっとエグいが、被写体によっては他では絶対に撮れない写真が得られる可能性が大いにあるのだ。全体にセルリアンブルーがかかっているようだ。珍しく非常に気に入ってしまった。最近はいつも持ち歩いている。
 比較のために同時に撮ったパナソニックのTZ20の写真もあげておきます。
 あ、それからですね、万能充電器というのを作ったのでその写真も貼っておきます。超不格好で笑えるけれど、バッテリーの形や種類にかかわらず充電できます。尖った釣り針型銅線を端子に引っ掛けてぶら下げるだけなんだけど、これでいいのだ。

「ありのまま」を撮すレンズと「より美しく」撮すレンズとではどっちがいいのか…という議論は、する意味がまったく無い。土俵が違うのだ。だからこれからもオモチャがどんどん増えていくわけなのだ。
還暦過ぎてから玉が増えちゃってさあ……なんて言ったら誤解されそうだけどなあ。




                  






mk
「いい玉もってますねえ」と女は言った
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