働けど働けど…、じっと火を見る

これ以外にも食った

暖かくなってきた

美味くなってきた

燃えろ燃えろ

こら!寝るな
 
2023年01月11日(水)「焚火が一番のごちそう」

 月例の「渡り鳥の会」。物好きといえば物好きだが、寒さ対策は万全である。ネモっちゃんには−25度対応のダウンの寝袋を使ってもらっているが、わたしのは秋用だったので今回−30度対応のダウン寝袋を新調した。
 食うもん食えば暖まるだろう、という考えは結構甘い。川辺の日没後は放射冷却のせいか想像以上に冷える。とっとと寝ればいいのだろうが、語るべきことが山ほどあるのだ。食うべきものと飲むべきものも笑えるほどある。
 
 木炭を2箱(10Kg)持ってきたが、焚火台にずっと手をかざして女々しくしているのは情けない。やはりメラメラとした「炎」が必要である。ムラムラしたらどうしようと考えながら、周りから太めの枯れ木や目の詰まった重い切り株を拾い集めて本格的なファイヤーに当たることにした。海岸や山ならこれにガソリンを注ぐと盛り上がるし、カセットガスのボンベを放り込むと爆発して10mぐらい飛ぶが、まあここは管理された川土手である。少しわきまえた。

 炎を囲んでの飲食はことのほか美味い。今回のメインメニューは「鳥スキ」にしたが腹の底から温まった。それにしてもネモっちゃん、生卵8個は病気になりますよ。それと非常用の乾パンの缶詰まで食うのはやめていただきたい。お願いしますよ、しかも一人で。

 焚火の周りでわたしが「上を向いて歩こう」を永遠ループで歌っていると(スキヤキだからネ)、ネモっちゃんは徹夜明けということもあり熟睡してしまった。時々意識が戻るのか「焚火はごちそう!」とか言っている。
 新年とはいえ、誠におめでたい男なのであった。
 小林 倫博