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思えば遠くに来たもんだ

無人駅には客も無人

タクシーがあってびっくり

ここに到着予定

風車がシュールだねえ

ジョウビタキ君は人好き

流木がいい雰囲気だ

こちら側は海

ボロボロだねえ

座っていますよ

対岸にも風車
2016年02月05日(金)「 スーツと風車と利根川と 」

“利根川下り計画”の終着点候補「椎柴」のロケハンを今月の10日ぐらいまでにできればいいなあ…と考えていたのだが、カーテン越しの明るい光がわたしを蠱惑的にそそのかした。
 窓を開けると風もなくとても暖かい。希にみる晴天である。しかも明日以降はまた天気が大崩れするらしい。わたしは即決した。
「今日を逃してなるものか!」

 カーテン越しの光は実は自宅で見たわけではない 。24時間勤務の仕事をしているので仮眠室で見たのである。
 つまり、勤務が8時半に明けた後、そのままロケハンに向かおうぞ、という訳なのである。その方が断然近いし電車賃の節約になる。当然格好はスーツ姿のままである。当然、超眠い。しかし心はウキウキしているのである。
「利根川はスーツ姿の男を受け入れてくれるだろうか? 死に場所を探しているリストラジイサンに間違われたらどうするのだ?」
 わたしは「to be or not to be」風に声に出し、一人芝居で笑った。バカである。
あ! 話は飛ぶが、清原の馬鹿さにはさすがに敵わない。まったくなあ。


 椎柴駅はなんと無人駅だった。風力発電の風車が似合っている。ここもまたコンビニもスーパーも無い! 要らないのだろう。
 海に近いからか、3・11の傷跡がまだ所々に残っていた。打ち上げられた舟が悲しい。元に戻す必要性も無いのかもしれない。この町は必要なものだけで出来ている町だ。
 上陸する地点、目印になるもの、その他もろもろをメモって終了。ここもドンピシャの勘であった。
 
 利根川下りの次は、ここ(椎柴)から太平洋に出るカヌー旅のプランを立てようと思う。距離は5Km。野田知佑さんの「北極海へ」みたいじゃないか! ストイックにひたすら漕ぐ男になってみるべし。
 川幅1000m以上だ、わたしにとって初めて観る風景である。利根川はでかい。