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想定外こそ人生だ
 

①
②
③
④
⑤

⑤Ⅱ
⑥
⑦
⑧
⑨
２０２１年０５月１２日（水）～１３（木）「想定外だらけの１日」

　昨年の同じ時期にイシモチがいっぱい釣れたので、大いに期待しての今回の「渡り鳥の会」である。しかしながら、人生はそう上手くはいかない。ガ、ガ、ガ、レディ・ガガなのである。この世は想定外のことで溢れていた。

想定外①　待ち合わせの時間にネモッちゃんが間に合わないという。まあ、仕方が無い。前に寝てしまって電車を降りそびれたというのが有ったが、それよりはマシだ。
想定外②　今日のメニューは「かしわのひきずり（鳥スキ焼き）」だったのだが、途中で牛蒡（ゴボウ）のササガキを準備していないのに気づき、洗ってある牛蒡を買って車内でササガキを作った。途中でおばさんに覗かれたが想定外の楽しさだった、丸。
想定外③　大潮で満潮で、時期的にもベストのはずだったのに魚たちは食事をしてくれなかった。
想定外④　魚だけでなく、ネモッちゃんも”食い”が渋い。じつは２回目のワクチン接種をしてきた直後で、なんだか目がイワシのようになっているのだった。まあ、最終的には酒池肉林だったけど。
想定外⑤　海でボウズだったのが相当ショックだったのか、キャンプ地の前（栗山川）に置き竿をしようと言い出した。あまり釣りに執着しない男だが、想定外と言える。
想定外⑥　写真は初めて出す「サバ味噌ホイール焼き」。生サバが無かったのでノルウェー産の塩サバにしたら、結構しょっぱくて血圧が３００を超えた。ような気がした。想定外の血圧だ、違うか？
想定外⑦　楽しいけど、もうこの時期、焚火は熱いね。
想定外⑧　わたしより先に寝るネモッちゃんを初めて見た。ワクチンのせいで熱発していたのかもしれない。想定外のデリケートさ。もっとバリケードな男だと思ったが。
想定外⑨　朝起きて「置き竿」を上げてみると、わたしの竿に結構いいサイズのイシモチがかかっていた。次回はおそらく６本ぐらい置き竿をして寝ると思う。節操などどこにもないのだ。これは想定内であるような気がする。

　コーヒーを飲んで再び海へ戻り釣り始めたが、潮流がすごくて当たりも取れない。かろうじてわたしがマゴチの小さいのを１匹上げたがそれ以外はまったくダメ。
　いつになく粘ってみたが、結局午前中に釣りをは終了。他に釣り人が居ない、ということ自体が想定外のことであった。来月は「延縄（はえなわ）漁」に手を出すかも知れない。もはや釣り人ではなく漁師だ。
 小林　倫博