OSもVista、7、8と揃えたが

居間用をまずは仕上げて

わたしの奴は不具合あり

ノートはXPのまま残す

つまんねえなオヤジ

2014年05月09日(金)「要らないものベスト10」 

 WindowsXPのサーポートが終了してちょうど1ヵ月が経った。気持ち的には「ほれ見ろ、どうってことねえじゃねえか」と思っていたのだが、ゆうちょダイレクトやその他のネットバンクからアテンションが送られてきていて、今のままのOS(オペレーションシステム)環境では、つまりXPのままだと暗証番号やパスワード(同じだなあ)が盗まれる可能性があるので早急に対応した方がいい、と真っ青な画面で言うのである。相手が青い顔だとわたしの心はすぐに揺さぶられる。さらに、環境が整うまでネット上でのお取引はご遠慮願いたい、などと言われるともう決定的に心はおののく。気が弱いのだ。
「リンダ困っちゃう〜」なのである。バカだ。それに古すぎて誰もわからない。

 せっかくの休みだが、今日は一日中雨降りらしい。諦めて本腰入れてパソコン問題と対決することにした。1日で終わるとはとても思えないが、とにかく始めないと終わりもないのである(オー、哲学!)。
 色々考えたが予算もあまり無いので無理のないグレードアップに決めた。2〜3年後にまたサポート終了を迎えることになるがその時はハードごと変えることにして、今回はXPからVistaへの軽い移行である。
 朝の8時から取り掛かって、ろくに飯も食わず眼をシパシパさせてやっとこさ夕方近くに居間(妻用)の一台がWindows Vista Businessになった。家族それぞれ用に3台同時にインストールし始めたのに、他の2台は途中でハードに不具合が出て未完成。音が出なかったり、変な女の画像が出たりして今日のところは打つ手無し。呆然、唖然、途方に暮れてそのまま放り出してしまった。
 そしてハタと気が付いたのだ。
「ヤバイぜ、このままだとホームページの更新に支障が出る!」
 今年になって月に4回の更新を自らのノルマにしているのだ。

 ということで急遽そこからまたまたろくに飯も食わず別作業に突入。ノートパソコンをXPのままWeb制作の専用機にすることにしたのだ。
 このノート、実は「使ってないから」とつい最近友人からもらったものなのだが、中身がメーカー出荷時のままになっていてスペックの割りに笑ってしまうぐらい動作が遅いのだ。メーカーって意外と馬鹿なのだなあ、と思う。ユーザーは速さを求めているのだぜ〜。要はインターネットに自動で申し込むソフトやワンタッチで○○ができますよーみたいな、便利だが結局はどうでもいいようなソフトがいっぱい入っているわけよ。それらがいつでも立ち上がれるようにスタンバッているから、メモリーの無駄遣いがすごいのである。どこか現代を象徴するような現象でしょう?
 で結局、WindowsとOfficeのごく一部だけ残してあとは全〜部のソフトをエイヤっとアンインストールしてしまった。
 すると、レレレー、驚きのサクサクマシーンになったのである。とまあカクカクシカジカでこの更新にたどり着いたのでありますネ。2台のデスクトップは未だにWindows Vis.のままだ。謎の女がまだ時々現れる。

 いつものことだけど話は突飛に変わる。ノートパソコンの無駄ソフトをどんどん削除していて、ふと1冊の本を思い出した。いつ頃のやつだったか、著者は誰だったか全く定かではないのだが「 現代の無駄と思えるものをいっぱい集めてみましたぜ。どうだどうだ」みたいな内容の面白本だったような気がする。10年はもう経っているような気がするけれど……例えば、長者番付、交通標語、戒名、結婚式のお色直し、愛、とかまあそんな類がいっぱい註釈付きで書いてあるわけですよ。タイトル……何だっけかなあ。思い出すまで思い出そうとすること、それが一番のボケ防止らしいのだが出てこない。
まあいいや、60歳だもんなあ。で、わたしも考えた。「そんなの要らないベスト10」。パソコンの話はどこへ行った?

 最近東京モノレールに乗ると、出発と到着の際に突然ロック音楽のようなジングルが流れ出し、女の声で「東京モノレールをご利用いただきありがとうございます。これからしばらく私がご案内いたします」とか「ご利用いただきありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。ご案内はわたくし刺し腹りのでした」とか言うのでドキッとするのだけど、AKBの指原莉乃って誰? だいたいジングルでびっくりさせてどうするのだ。あれは要らんなあ。

 最近の自販機はすごい。しゃべるなんてのはもう当たり前だから「ありがとうございました」とか言われても、最近はわたしも「どういたしまして」なんて返事しなくなったし、それどころか「たまには違うこと言ってみろよ、持ってけドロボーとか」と叫んでしまう。実際どうなんだろう。自販機に限らず洗濯機や冷蔵庫やエアコンなどしゃべくる奴が増えてきているが、作る側の人たちはユーザーが本当に喜ぶとおもっているのだろうか? だとしたら、ちょっと馬鹿にしてますね。

 が、久しぶりにうなる自販機を発見した。自販機が故障してうなってるんじゃないですよ。あのですね、自販機の商品見本がぜ〜んぶ液晶画面なんですよ川崎さん! これも古い。で買う人は指でタッチするのですよ川崎さん。つまりスマホとかと同じくタッチ画面になっている訳だ。電気を食うんじゃないかと心配だが、おそらく考えてあるんだろうなあ。でもこれも俺は要らない。停電になったら何が出てくるか分からん自販機だったら面白いが、停電になったらきっとストップだろう。
 
 前にも書いた気がするがウォシュレットのマッサージ機能ははっきり言って無駄です。ケツを動かした方が早いし安いし気持ちいい。河馬(かば)は短い尻尾を左右にすばやく動かしながら、自分の糞を左右に飛ばしながら用をたすけれど、その気持ちというか快感がちょっと理解できますね。ケツを上手に丸く動かしながらウォシュレットはやりましょう。

 便所系の無駄ものをもうひとつ。ブリブリッだかプーだか知らないが、音を消すための装置がちょっとしゃれた便所にあるじゃないですか? あれはまったく無駄ですね。第一、音なんか気にしてたらダメヨ、ダメダメ。公衆便所で元々ドアが無いなんて国はいっぱいあるのだ。そんな小心では中国には行けない。あ、音かき消し装置の話でした。要らんでしょ。ネーミングもしゃらくさい。何が「音姫」だっちゅうの! あれの腹が立つ理由に水の流れる音だ、というのもありますね。さわやかさを演出しているんだろうが、いっそのこと恐竜とか象とかの声にして個室どうしで巨大動物同士の決闘のようになると電気を使う価値あり、のような気がするがいかがでしょうか? 

 暑くなってきたので押入れから扇風機を出した。なんとなく「よき時代」を演出してみようかと羽ガードの網の前にヒラヒラリボンをつけてみたが、猫が遊んで危なっかしくていけない。やるんじゃなかった、却下!

 カミさんにも「やめなさい!」といつも怒っているのだが、携帯電話とかスマホに馬鹿デカいぬいぐるみ風のストラップを付けているのを見ると、ちぎってあげたくなる。街中でも馬鹿女子高校生などが大いにやっているが、馬鹿女子高生だからバカバカバカと叫びながらバカバカ叩きたくなる。この前なんか新宿でスマホにスマホよりでっかい生首を付けている未熟女がいたが、あれは本物だったのだろうか? 彼氏だったかもしれないが、まあ要らんね。
 
 ああ、疲れてきた。でもベスト10だからなあ、まだあるのだ。順番なんかもうどうでもいいなあ。

 我が家の車についているナビ装置は薄暗くなると「もうすぐ夜です」というのだが、これも要らん。早出の時は始発電車に乗るのだが駅までの車中で「もうすぐ朝です」とかいわれると、しみじみと人生を噛みしめることになる。ついつい運転する妻に「いつも済まんなあ。世話になったなあ」などと言いそうになる。こういうのはマジで本当になるからなあ。「あの朝、パパはそんなこと言ったもんねえ。あれが前ぶれっていうものなのねえ」などと妻と娘が後になって話すんだろうなあ。

 標語関係はまあ要らないものばかりだろうが、募集する警察とか消防署とか市役所とかに「それで仕事してるつもりになってんじゃねえだろうなあ!」とマジでわたしは言いたい。要らん要らんイラン! イラン人も言うだろう。バングラデッシュ人はどうだろう? いや、そうじゃないだろ! わたしが見た交通標語で、まあ要らんのだけど、スゲエと思ったのは「私はここで死にました」というやつだ。娘も覚えていて、山梨の韮崎に向かう途中だったという。国道20号線のどこかに今も残っているかもしれない。これは要らんというよりももう一度見てみたい。まだ在るのなら写真も撮っておきたいものだ。

 大阪の警察には昔「チカンはアカン」という標語看板があったそうだが、これからチカンをしようとしている人が「そうかチカンはアカンのやなあ、そやそや止めとこ、家帰ってしょんべんしてもう寝たろ」と実際思っただろうか。そのように改心したと期待したい。大阪の警察、さすが見上げたものである。

 わたしがよくカヌー遊びをしに行く栗山川は横芝光町というところにあるのだが、そこへ行く途中に「青色申告の町」という大きな看板を掲げた場所があって「ほほー」と思う。ふくろうになったわけではないのだが「ホホー」と言ってみたりもする。「ああ、この町は本格的に納税の意識を持とうというのだな。脱税なんてのはもっての外、とみんなおもってるんだな。ほんとだなー、絶対脱税者はいないんだな? いたらどうすんだ? おー? どうしてくれるんだ?」と通るたびに思うのだ。だから運転にさしつかえがある。だから要らんのだ。「○○の町」と宣言している町は多くて、車に乗っていると結構目につく。が、結局こういうのは仕事をしているつもりになっているお役所の方々の発想で、要らん要らんの150乗なのだ。

 ベスト10と言っておきながら11個あるんじゃないか? 本当はもっともっとあるんだが今日はこの辺でさよならだ。
 もうパソコンも触りたくなくなっちまったぜえ。要らんものなのかもしれないなあ。




                  






mk
 これからは「捨てること」を考えねば
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