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得意料理のひとつになった

ムネ肉300g

最低30分は漬込む

粘りは要らない

ササッと揚げる

皮も揚げてみた

召し上がれ!
2018年04月02日(月)「大分鳥天」

“大分からあげ”が美味かった話を職場でしていると、大分出身の職員・桃子ちゃんが目をクリクリさせながら言った。
「からあげは有名なんですけど、地元ではあんまり食べなくて、どっちかというと、わたし的にもそうなんですけど、鳥天の方が人気があって、すごくサッパリしてて、ぽん酢で食べるんですけど、たくさん食べられるし……」
 読点の多いのが彼女の話し方の特徴だ。
 あ、そんなことはどうでも良いのだ、何だ? 鳥天て?

 ググってみると有るわ有るわ。クックパッド系を中心にレシピもめじろ押しだ。比べてみるとそれぞれがほんの少しずつ違っていて、漬け汁の薬味が生姜だけだったり、生姜とニンニク両方だったりする。が、そのちょっとの差が味にどう影響するのかまではあまり良くは分からない。
 で「ええい何でもいいから取り敢えず一度作ってみるべし」ということになった。まあ微妙な違いはあるだろうが、それは本場大分の店で食っても同じなはず。要するに下味を付けた鳥肉を、衣をつけて揚げてぽん酢で食うだけの話だ。

 とは言いつつも、一応クックパッドのレシピを参考にしつつ、アレンジしながら段取り順に下に明記してみた。写真も見ながら是非自らの手で作って頂きたい。揚げたてがやはり一番美味い。わたしはハフハフ言いながら笑いが止まらず大いに感動した。飲みながら作っていると、つまみ食いで無くなってしまう危険性があるので要注意だ。

1、300gの鳥のむね肉(もちろん好みでモモ肉可)を用意し皮と脂を取り除く。
2、肉の繊維に直角に包丁を入れ、厚さ1.5cmぐらいの切身を作る(噛み心地がとても柔らかく仕上がる)。
3、漬け汁を作る。量は全て適量(テキトーな量)でいい。それに肉を最低でも30分漬け込む。
 @しょうゆ
 A砂糖(我が家では甘味料のエリスリトールを使用)
 B塩
 Cコショウ
 D生姜(チューブ)
 Eニンニク(チューブ)
 F酒
 G胡麻油
 H味の素
4、衣は市販の天婦羅粉だけでもいいが、今回はさらに下記4品目を加えた。
 @卵黄×1
 A塩
 B酢(これは重要ポイント)
 C焼酎
5、キッチンペーパーなどで肉の水気を軽く除いた後、175〜180℃の油で一気に揚げる。


「過ぎたるはなを、及ばざるが如し」という格言があるが、まさにこの鳥天の極意だ。絶対にニンニクや生姜などの薬味類を入れ過ぎないこと。かすかな風味ならでは飽きることなく、300gを一人でペロッと食べられます。
 食べる時は絶対に「ぽん酢」です。
 自分で作っても「大分鳥天」と言うのかどうかは不明。鳥取鳥天などはリズム的に楽しい。桃子ちゃんはやっぱりモモ肉派なのだろうかなあ。
 嗚呼、考えれば考えるほどバカになって行く。どうせなら、これ以上のバカはいない……というところまで行ってみたいものだ。