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さあ、独り立ちできるかどうか

60〜70kmはありそうだ

下見にも行かねばなあ

川幅1kmは絶対ある
2015年12月31日(木)「 鬼を笑わす作戦 」

 もうすぐ62歳なのに“50肩”だ。左である。もう3ヶ月ぐらい続いている。
「放っておいたら治ったよ」と言う人が多いので、まあ心配も治療もしていないのだが、痛くて力がスコンと抜ける部分……というか瞬間があるので気が萎える 。天高き良き秋の日のパドルチャンスを幾度あきらめたことか。カヌーイストとしての残り少ない人生(?)を思うと実に情けなく、かつ悔しい今シーズンだった。
 あれ? ハハハ、プロのアスリートみたいな物言いだ。

 来年の話をすると鬼が笑う…とよく言われるが、どうせ笑われるのなら腹を抱えて笑わせたい。
 地図を見ながら春の準備をしている。
 肩は春までには治す。治すつったら念力を使ってでも治すのだ。「念力? 病院でお金を使いなよ」と家族は言うがね。そしてオールドスタイルでフォールディング・カヤックをやるのである。
 つまりだ、電車で川の上流の駅まで行き、そこでカヤックを組み立てて川を下る。そして下流で上陸し、最寄りの駅からまた電車で戻ってくる……というやり方である。助っ人や仲間や奴隷がいれば車でも行けるが、単独行でやる川下りにはこれしかない。王道である。

 今のところ地図からだけの判断だが、成田線の「滑河駅」は利根川から400mの距離しかなく出発点の第一候補である。下流の同じく成田線の「椎柴駅」は川から200m、終着点に相応しい。流れる(流される?)距離はおよそ60kmである。自分にとってそれが長いのか短いのかも分からない未知の世界だ。
 1日でやれるのか、堰の有無、護岸の様子、流れの速度、水量、水質…分からない。
 死ぬかも知れないし、屁でもないかもしれない。何もかも今は分からず、胸だけが想像で高鳴っている。
 終着点は海に近いので、その辺りの川幅は1km程はありそうである。利根川の中流で漕いだことはあるが、その辺りは海風も強いだろう。中型の船舶も往き来するから油断はできない。カヌーは横波には滅法弱いのだ。
 死んだらオダブツだ。当たり前だ、だからゾクゾクする。

 ゆっくりと慎重に十分に準備(下見)したいと思っている。やるからには成功させたいものなあ。
 何一つ分からない状態というのが一番幸せな状態なのかも知れない。男女の関係と同じだ。
 
 ハハハ、素敵な大晦日ではあ〜りませんか。
 あ! そこで笑っている貴方……貴方も鬼ってことになりますな!