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表参道は懐かしさでいっぱい

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2016年12月30日(金)「 而今(にこん) 」

 而今(にこん)というのは禅語である。その意味はとても深くて、わたしなんぞがダラダラと素人講釈をしてもおそらく伝えきれない。ま、そういうつもりも無いが、かといってかいつまんで説明するのはさらに難しい。敢えて言うなら……命の真実は『今』にしか無い……過ぎ去っていく『今』という瞬間は二度と戻っては来ない……といったイメージだろうか。

 上手い説明をしたサイトを見つけたので、ちょっと一部を抜粋させてもらった。
「私たちは『今』この瞬間にしか生きることが出来ません。昨日の自分は既に死んでいるのと同じですし、そして明日も生きていると言う保障も無いのです。であるからこそ『今』という時期を大切に生きることが大事なのです」
 とまあ、そういう事らしい。
 
 今年最後の“食遊の会”である。またまた豚味噌の会の会計担当、玲奈ちゃんに付き合ってもらった。
 表参道「鳥政」の「焼き鳥丼」を食う。量が多すぎて参ったが、それは“星の数”とは関係ない。大満足、大満腹。
 そのあと上島コーヒーで喫茶し、腹ごなしに原宿まで歩いて、千疋屋でケーキと紅茶をいただいた。
 イルミネーションを見ながら恋愛などについて語りたかったが、彼女が「そういうものには全く興味がございません」とおっしゃるので、お土産を持たせて陽の高いうちに早々に解散した。

 こんなことをしてて何になる? といつも思うのだが、わたしはわたしなりに、わたしの『今』を切なくなるぐらい正直に生きている。