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握力55Kgで造るワイン

最初にすることはこれ

採り辛いところばかり

これで17Kgね

毎年作業は玄関だ

葡萄の漬け物?
2018年08月18日(土)「今年は本気」

 去年のワイン造りが失敗した理由を色々考えた結果、酵母菌が足りなかったのではないか、という結論に至った。作業を円滑にするために、葡萄を収穫してすぐに潰し、容器に入れやすくするためにすぐに布袋で絞って葡萄ジュースを作り、そこに砂糖を加えて発酵を待つ……という段取りでやっていたのだが、葡萄の皮の表面に付いている酵母菌が果たしてそれで十分にジュースの中に入り込んだか、と考えるといささか疑問が残るのである。
 で、少しだが光明が見えたところで、今年は本気で美味しいワインを造るぞと決心した。実を潰してすぐには絞らず、実も皮も一緒に発酵が終わるまで漬け込んでしまうことにしたのだ。実際ワイン工場ではそうしているらしい。というか工場ではおそらく優秀な菌を別途で入れてる筈だ。ホームメイド用に東急ハンズでワイン酵母を売っていると聞いたことがあるが確か5〜6千円はしたと思う。我が家にそんなお金は無い、ハハハ。
 容器が問題だと思ったが、ホームセンターを徘徊(?)していてすぐに見つけた。漬物用のプラスチック樽である。蓋は有るし、大中小揃っているし、うってつけである。黄色なのが今ひとつ気に入らないが他の色は無いのだ。葡萄の漬物だ〜ネ!

 綺麗な房はご近所と姉貴のところへ進呈して、それでも残ったものが17kg、潰すのも一苦労なのである。太いスリコギのようなものを作って楽をしようかと思ったが、種を潰してしまうと渋みやエグ味が出るらしいので止めた。
 古代ヨーロッパでは柔らかい処女の足で踏んで潰したらしいが、我が家に処女は居ないし、勿論わたしも処女ではないし、百歩譲ってわたしが足で踏んだらそれこそ病気になりそうだ。“病原菌”というワイン名だと面白いが、おそらく自分でも飲まないと思う。
 ま、結局、毎年毎年握力勝負である。“握り潰しワイン”ってジャンルになりますかね?