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きおろし」と最初読めなくてさ…

印旛沼も可能性ありだ

川幅が狭まった

草はもっと深くなるはず

水門を見つけた

よし、ここから舟を出そう

沼の匂いがするけれど

木下駅にはELVがある

駅前はせんべえの香り
2016年04月23日(土)「木下(きおろし)ロケハン」

 滑河(なめがわ)から香取(かとり)までの利根川下りは先日(9日)決行し、なかなか結構であった。
 で、次は香取から椎柴(しいしば)だ、と意気込んでいたのだが、男なんて所詮浮気者なのである。
「そうだ、海に出るのは最後の楽しみに取って置いて、もう少し上流の様子を見てみるのもいいんじゃないか! 印旛沼から出発して支流を伝い、利根川本流に流れ込んで滑河までというのも有りだし、もっと上流も可能かも知れない」
 と、考えた訳だ。
「聡明な淑女が基本的には好みだが、時にはエプロンだけを身に付けた柔らかい(?)若奥さんとも町を歩いてみたいなあ」と世の男が皆考えるのと同じだ。犯罪だけど。

 で、またまたスーツ姿で利根川ロケハンである。今日視察する場所は利根川沿いの木下(きおろし)駅付近である。土曜日なので青年層のバス釣り師が多かったが、スーツ・革靴・ビジネスバッグの3点セットで草むらをグイグイかき分けて行くジイサンを彼等は奇異の目で見るのであった。
 腹が立ったので3点セットで泳いで見せようかと思ったのだが、カナヅチであることにふと気が付いた。情けない。
 ロケハン結果……滑河ほど楽チンな川岸ではないが、なんとかカヌーを下ろせそうではある。戻っては来ないので上陸のことは考えなくていいのだ。それが助かる。
 木下から滑河まで約25kmぐらいだろうか。午前の早い時間から漕ぎ始めれば、夕方にはケリがつく。滑河駅前にあった「椎名食堂」で定食を食ってみたいもんだ
 今月末に3連休をもらったのだが、まあお天気しだいだなあ。

 興味の無い人にとってはつまらない話とその風景だろうなあ、と思う。
 実際本当に「何が面白えの?」と軽蔑しきった顔で聞いてきた男がいたが、同様にわたしにはその男のコスプレ趣味を理解できない。するつもりもない。そんなものだ。
 所詮自己分析に過ぎないだろうが、わたしのこのカヌーへの熱意は、もしかすると一種の「老人性“昇華”」なのかも知れないと思うことがある。満たされない欲求というのが何なのか、ストイックにカヌーを漕いで一体何が得られるのかは分らない。やってる本人が一番わかっていない。
 いや待てよ……そもそも「昇華」という言葉は青少年のものだったよなあ。中学の頃によく聞かされた言葉だ。やり場のない欲求(性欲などネ)を忘れるためにスポーツに打ち込むとかさ……そういうやつだった。
 あ、そうだ! “年寄りの冷や水”の方が合っているかも知れない。チクショウ〜。

昇華とは