よくぞ! 生きていてくれた!

きつねだ!

捕まるなよ
 
2023年05月29日(月)「近所で狐が発見されたのだ」

 まあ千葉市緑区といえば自然がたくさん残っている地域なのだが、そんな中でも特に緑の密度が濃いのが「下大和田町」だ。丁度10年前、100%天然もののメダカがいるという噂を聞いたので、わたしも何度かその周辺に探しに行った記憶がある。※「大和田調整池(2013.5.12)」とても水気の多い土地で、ここかしこに湧き水があり小さな小川が流れ、農地もほとんど稲作の田んぼである。わたしはその頃、まだ「デジスコ」もやっていたので、鳥の写真撮影にも足しげく通っていた。

 そして今回の大々トピックスである。
「35年振りに千葉市緑区下大和田町で狐の生息が確認された!」というネットニュースを見つけたのは25日の事だった。俄かには信じがたかったが、飛び上がるほど嬉しい気分になってしまった。だって我が家から直線距離で5Kmの場所だ。心躍る。
 数年前に、印西市の造成開発休止になった草原でも狐が発見されたが、欲にまみれた土建屋の開発再開の報を受けて、中止を願う署名運動に自ら参加した記憶がある。多くの署名が集まったが開発は再開された。あの印西市の狐たちはどうなっただろうか。

 開発も大事、社会の発展も大事、しかし絶滅したと思われていた動物がおそらくたったの2、3匹で35年間も密かにひそかに生き続けてきたと言う事実も、比較論ではなくてものすごいことのように思うのだ。
 例にたがわず、下大和田町も開発規制は無く、周辺の山林では流通団地の造成計画が進行しているらしい。人間と動物の両方の命を守る策を練るのが行政の務めであるような気がするのだが……。

 実は、天然ものの狐をわたしはまだ見たことがない。死ぬまでに1度は見てみたいと常々思っていたのだ。獲物を狙う時、踊るようにジャンプする「本物のきつねダンス」を見てみたい。
 球場のおネエちゃんたちの「きつねダンス」は、また別の意味で大好きだ。

※参照 https://news.yahoo.co.jp/articles/3e611090993bb0d9eb05b39f901012ec9e3f7473
 小林 倫博