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焚き木が全く足りない

じっくり煮てある

棒餃子

蒸し鳥ともろきゅう

カマスの干物焼きすぎ

濡れテントが氷室化
 
2021年12月14日(火)「寒中キャスティング」

 今月2回目の”渡り鳥の会”である。例年12月から2月まではオフシーズンを決め込ん で、キャンプはよそうということにしていたのだが「そろそろ老い先も短くなってきたこと だし、最後の根性を見せなさいよ! もうそんなに何度もはできませんよアンタ」とネモっち ゃんが言うもんで、まあ「ならやるか!」という事になった訳である。12月はかろうじて 耐えられるだろうが1月と2月はマジ寒そうだ。朝起きた時が一番血圧があがるからねえ( ちゃんと朝と夜薬を飲んでるのに155ぐらいある)、わたしの死に場所はきっと横芝光町 ・栗山川河畔だろうと思う。骨は川に撒いてくれ。

 で、本日の計画としては砂浜で2〜3時間遠投練習をし、身体が温まったところでいつも のキャンプ地(堤防沿いの駐車場)に移り、酒池肉林の宴に入ろうと言うものだ。本日のメ インメニューは冬の王道「おでん」にした。家で全て準備をして行き、現地で熱々に温めるだけだ。温まるまでの間は焼き物を肴に楽しめばいい。常連メニューになりつつある「棒餃子」、既に常連の「蒸し鳥」「サバ味噌」「サムジャンもろきゅう」「塩麹漬け鳥もも肉」 「健康野菜」、、、まあそんなところをジュージューとやる。

 霧雨のような雨がずっと降っていたが、まあ投げられるレベル。沖まで投げられればまぐれで何か釣れるかも知れない、という浅はかな考えで竿とリールと仕掛けを4つも揃えて来たのだが、雨足が次第に強くなる一方でなんだか気が削がれてしまった。おまけに深々と冷え込んできて濡れたテントが氷室になりつつあった。
 残念だ残念だネと言いながらガスコンロに火を着け、悔しいなあ雨のやつめと言いながらおでんを火にかけ、今日こそはと思ったのになあと言いながら棒餃子を焼き始める悲しさ(嬉しさ)よ。お互い凍死だけはしないようにな、と言いながらアルコールもガンガン体の中で燃やす。焚火だけでは凍死しそうなのである。
 
 一通り腹が落ち着いて雨も小降りになってきたので、やはり少し運動をすることになった。短い竿に持ち替えて「正確さ目的」のキャスティング練習である。。約15m離れてお互いに向き合い、針におでんを付けて「ムツゴロウ釣り」のようにして、相手の口の中におでんを放り込むのである。初めはまったく上手くいかなかったが、5〜6回ほどやってみると
どうにか口の周辺半径20cm程の円の中にキャストできるようになった。足は動かしてはいけないルールだが、その程度の範囲内なら上半身を素早く動かせばガブッとキャッチできる。食べ物で遊ぶのは不謹慎ではあるがなかなかに面白いのである。まあ、口の回りが汁だらけになるがそれも一興である。是非流行らせたいものだ。オリンピックは無理だろうが国体の公式競技ぐらいにはなれるかもしれない。ただ、物によっては危険なので練習をする方は気を付けていただきたい。コンミャク系が駄目である。熱いコンニャク玉を勢いで飲み込んだ時は死にそうであった。あ、それと茹で卵は崩れてしまうのでそっとキャストした方がベスト。落としたらちゃんと拾って食べる事。食べ物を粗末に扱うと罰が当たるからねえ。それと釣り針のカエシは潰しておいた方がいいです。唇は男にとって一番大切ですからネ!
 小林 倫博