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糖尿病をつい忘れさせる美味さ哉

今日は「カニとじ丼」

これは美味い

これもたまらない

そばもあるのだ

サービス券が貯まる一方だ
2016年12月20日(月)「買い食い」

 古い話が続いて申し訳ないが、小学校2年生の時に教室の前の花壇の手入れをしていて5円玉を1枚拾った。後ろめたさは当然あったが誘惑に負けてネコババした。
 しばらくして夏になった。鹿児島の夏は猛烈に暑い。わたしはランドセルの底に隠しておいた5円玉を取りだし、帰宅途中にあった万屋(よろずや)でアイスキャンディーを買った。これがわたしの“買い食いファースト体験”である。
 後でオフクロにバレて、竹のモノサシでしこたま叩かれてミミズ腫れになったけれど「2度と買い食いはしないぞ」などとはこれっぽっちも思わなかった。

 最近、明け(午前8時半に勤務終了)で仲間と一杯ひっかけるのが楽しみである。そんな時間に普通の飲み屋がやっている訳は無いのだが、土屋副将軍がさんざん検索&リサーチを繰り返した結果、“なか卯”という名の丼ぶり物と京風うどんのチェーン店を見つけ出して来たのだ。24時間やっている。そしてビールだけだが、これもどの時間帯でも飲めるのだ。こんなありがたいことはない。量がまた粋(いき)だ。150ccのジョッキのみ、1杯150円也。体に害の無い絶妙の量、2杯で“健康ほろ酔い”。
 さらに、行く毎にサービス券がもらえるので、次からは“小鉢うどん”や“唐揚げ2個”がタダで付く。突きだしみたいなものだ。
 千円ちょっとで朝から超幸せに浸れるのである。人生……小さな幸せが一番なのだ。


 季節(月)ごとにメニューが変わってゆくので「来月は何だろう?」という楽しみもある。今は「カニとじ丼」が売り。「ローストビーフ丼」というのが美味かったが今はもう無い。「カキ(フライ)とじ丼」「ウニイクラ丼」「生ウニ丼」等々、なかなかに凝っている。月替わりにして無駄なメニューを増やさないというのはなかなか賢いやり方だ。
 陽が落ちてからじっくりと腰をすえて飲むのももちろんいいが、出社して行くサラリーマン達を横目でみながら、まったく根拠のない優越感に浸り、気心の知れた仲間と馬鹿をいいながら飲むビールは格別にうまい。

 買い食いと同じく、癖になる楽しさである。
 睡眠不足の老体にビール300ccがジワジワと効いてくる。ほんのり赤くなった顔で思わず叫ぶのである。
「“Roast Beef Bowl ” Come back〜!」
“シェーン”って映画がありましたなあ、古過ぎますですなあ。