Yahoo!JapanGeocities Top
だまされたわたし
2016年06月27日(月)「 受粉樹 」

「ナポレオン」という種類のサクランボの苗木を買ったことは先日書いた。で、買った店(ビバホーム土気店)でもちゃんと確認したのである。
「あの〜、受粉樹が必要ってかいてあるんですが、これ1本では実が成らないってことですか?」
 するとビバの園芸スタッフはこう言ったのだ。
「より美味しい実を収穫するには……ってことですよ。これ1本で大丈夫!」

 が、よ〜く調べてみるとサクランボっていうのはやっぱり1本では結実しないということが分かったのだ。まったく「ちゃんと勉強しろよな!」である。
「そんなに怒らんでももう1本別のを買えばいいじゃん!」と軽く言わないでいただきたい。
 時期的にだが、受粉樹として適した「佐藤錦」や「高砂」はもう今はなかなか入手困難なのである。目論見が狂ってしまうのである。若いネエチャンを集めて、来6月に我が家の庭でサクランボ狩りの宴をやろうと思っているのである。

 果実の苗木というのはほとんど「クローン」なのだそうだ。難しいことはよく分からないが、一時期「クローン牛」とか「クローン豚」が話題になった折、たしか「クローンには繁殖能力が無い」と聞いた記憶がある。
 つまり植物も同様に自家受粉はできないのだそうである。

 茂原のカインズホームの苗木売場。サクランボのコーナー。売れ残っているのはナポレオンだけだ。佐藤錦も高砂も1本も残っていない。が、わたしは諦めなかった。何か勘のようなものが働いた気がする。
 ナポレオンの苗を全部引っ張り出して、何でもいいから違う種類のものが混じっていないか一本いっぽん手に取って調べたのである。男の執念なのである。
「嘘っ、マジか!」わたしは叫んだ。
 佐藤錦が1本、混じって残っていたのである。

ナポレオンさんと佐藤錦さんとが交配されて「ナポレ佐藤」という新種ができると面白いのだが、さすがにそれは無い。ケンブリッジ飛鳥とは違うのである。「ナポレオン」と「佐藤錦」の両方が収穫できるらしい。何となくのお得感だろう?
 さあいよいよサクランボ狩りである。招待状、招待状!!

※と思ったが、成るのは4年目ぐらいからだとさ、生きてるかどうか。