いくら注意しても罹る時は罹る

1箱分がこれだけ
 
2022年08月07日(日)「自宅療養」

「なんとかなるもんだな…」というのが今のホッとした正直な気持ちである。娘が先月の30日にPCR検査を受けて、翌日「陽性」の結果が出た。「まだ若く症状も軽いので自宅療養をするように」と保健所からは言われたらしい。そうなった時の想定はある程度考えてはあったが、いざそうなるとやっぱり慌てる。アルコール100%スプレーを2本買った。

 2階を娘専用にして、妻とわたしは1階で過ごした。共倒れを防ぐためには、妻とわたしも別々の生活空間にした方がいいかもしれないと思い、わたしの方は車中泊を試みたが熱中症になるぐらい暑くて1晩でやめた。網戸を作らないとマジで死ぬ。
 娘の部屋にはエアコンが有るので暑さ対策は問題なかった。トイレも2階にも有るのでOK。食事はすべて紙皿や紙コップ使用で廊下に置き、ドアを開けて娘が受け取るといった作戦。大きめのゴミ袋を部屋に置いておいて、使用した衣類やタオル・その他もろもろは全て廃棄処分とした。風呂は妻とわたしが2時間外出し、その間に入浴しその後は徹底した消毒をやるように言い聞かせた。

 今回少し感心したのは、娘が自覚症状が有った先月27日頃から、わたしたちとの接触を自主的に絶っていたらしいことだ。犬が出入りできるようにドアはいつも開けてあるのだが、なぜかきっちり閉めきって、まるで閉じこもりのような状態だった。わたしはそれに気づいていたが何も言わないでいた。機嫌が悪いのだろうぐらいに思っていたのだ。今思えば濃厚接触者を出さない為の心遣いだったのだろう。
 保健所に詳細を説明したところ、わたしたち夫婦は「濃厚接触者にはあたらない」というお墨付きをもらった。おかげで全く普通の生活を送れたのだった。

 保健所からのメールで娘は今日解放された。最終的にもう一度PCR検査をして陰生を確認してからの解放なのかと思っていたのでややびっくり。保健所も病院も崩壊寸前なので簡単になってきているのだろう。
 笑ってしまうのは、自宅療養のための食料が今日届いたことだ。上の写真が1箱分で計2箱届いた。一人暮らしの人には大いにありがたいものだろうが、もうちょっと早く送ってあげないと、餓死する人も出ちゃうよネエ。忙しいのはわかるが、やっぱり行政はどこかズレている。 
 小林 倫博