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Fieldnote 2017 夏バテなんかしてられない

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2017年08月08日(火)「一字違い」

 職場の若年女子が近づいてきて小声で言った。
「小林さん! 人類の大先輩! 聞いて欲しいことがあるんだけど……」
 63歳ともなると雄(♂)としての危険性がすっかり薄れてしまっているのか、こういうことがまま時々ある。
 相談というのは「新婚なのに夫が週末しか帰って来ない」というちょっと面倒臭え〜内容ではあったのだが、それよりも何よりも北京原人のわたしとしては可笑しくて可笑しくてアドバイスなどまったく出来なかった。クロマニヨン人でも無理だ。
 人類じゃなくて人生だろよ!

 衝動的にデゴイチを買った。
 シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、蒸気機関車のD51だ……な訳あるかいな!
 一字違い、デジイチ、デジタル一眼レフカメラである。デジイチと言えば10年ぐらい前に初代のEOS kiss digital(キャノン)を買った事があるが、ピントの切れと色味が何故かまったく気に入らず放ってしまった。以来、ずっとコンデジで通してきた。わたしの撮る写真なんて、ほとんど記憶の補助としての役目なのでコンパクトデジカメで十分なのである。

 なのになぜ今さら?
 衝動買いだから理由などは無い。お作品写真を撮る気もサラサラ無い。“ニコン”が欲しかっただけだ。
 一句出来た。
「デジイチでデゴイチ写すジジイチ哉」
 なんだかなあ、イマイチ。あ、2字違いだ。


「上原多香子の不倫」を「上原多香子の絶倫」と言い換えてみると、たった一字しか違わないのにフツフツフツと笑えたりする。おめでたい能天気ジジイだ。
 女性の絶倫って……有るのかねえ。