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2022年01月31日(月)「今、故郷について思うこと」

あの人は ふるさとを 捨てた人でしょう  仲間たちに言われたときは とても辛かった

夢を得て 都会で 走ってきたけど あきらめ切れずにただ時が 過ぎた気もする

空よ 雲よ 太陽よ 故郷が見えるなら 死んでから帰ると伝えてよ 旅の途中だと



好きだった その人の 訃報に触れて ちがう人生も有ったかと 切ないまぼろし

裏切り 憎しみ 涙の果てに しあわせが二つになったんだと 笑ってみるよ

空よ 雲よ 太陽よ 故郷が見えるなら 忘れたことないと伝えてよ もうすぐ行くと



生まれたその場所の 空気がずっと 一生肺の奥の方に 残ってると聞いた

出来過ぎた 話と あきれるけれど 案外人はそんな嘘に 生かされてる

空よ 雲よ 太陽よ 故郷が見えるなら 潮風が好きだと伝えてよ がんばってると

空よ 雲よ 太陽よ 故郷が見えるなら 忘れたことないと伝えてよ 旅の途中だと  

まだがんばってると

 小林 倫博