みんなで失禁すれば怖くないのだ

いつも絶好調

野菜を最小限にした

今日のゲスト

小魚走り回る

誰もいない
 
2024年04月10日(水)「負の連鎖」」

 いい季節になってきた。春というよりもう初夏だ。イシモチが釣れ始める時期なので釣りもしたいし、強風は怖いがカヌーも漕ぎたい。手入れをしておこうとカヌーを持ち上げたら腰がグギッと鳴った。だましだまし共存してきた椎間板ヘルニアが悪化しそうで、やっぱり大人しくしてた方が安全だと考えた途端にやる気が萎えた。なら作曲だ、と文化系に切り替えるが脳味噌も萎えたらしく一向にまとまらない。おまけに10時間通しで座っていたため、さらに腰痛がひどくなった。この負の連鎖を老化と言うのだろうか? 最近億劫病というか、何をするのもダルダルだ。

「これではいけない!」と思って奮起するのだが、奮起すると汗をかき、汗をかくとビールが美味い。ビールが美味いと頻尿だ。毎回30秒我慢する癖をつけると膀胱が元の大きさに戻って治ると聞いたのでやってみると尿漏れだ。その時のショックは大きいが尿漏れパンツなるものを試しに1枚だけ買ってみた。実にゴワゴワして侘しい。今日は長時間運転するのでウフッと言いながら履いて来てみたが、5分も経たずにもう脱ぎたくて脱ぎたくてたまらん。で、脱ぎたい気持ちだけが大いに盛り上がり、尿意をまったく感じることがなかった。すごい効用ではないか! 「このパンツを履くと尿意さえ消えます」という謳い文句で売ったらどうだろう?

 いつも食い物が余るので今日は少し減らしてきたのだが、5時間も飲み続けるとさすがに“つまみ”がゼロになった。いつも最後の締めくくり用に甘いものを各々1品ずつ持ってくるのだが、今日に限ってわたしがどら焼きとビッグシュークリームを持ってきたため、男2人甘味つまみに目覚めてしまった。砂糖は麻薬である。ネモッちゃんなどは「何か他に隠し持ってないんですか?」と言いながら車中の保存食コンテナを漁る始末。コーヒー用の角砂糖をかじっていたが、蟻になるかもしれないと思いながらわたしはグラニュー糖の方にした。
 小林 倫博