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2022年12月20日(火)「飛蚊症」

「寒いから蚊がいなくていいっすネ」
 ネモッちゃんの一言で思い出した。去年の「渡り鳥の会」だったか、車中泊で120ヶ所ぐらい蚊に刺されてえらい目にあったのだ。顔やら首筋やらボコボコに腫れた。まあ、確かにその点では冬はありがたい。

 しかしだ、最近わたしには別の蚊が見えるようになってしまった。飛蚊症である。加齢による生理的なものなので特には心配ないらしいが、四六時中右目の端に糸くずのような物が飛んでいるのはうっとうしい。当初は、ブルーベリーサプリのお陰でこれまで見えなかった物が見えるようになったのかも知れないなどと喜んでいたのだから、我ながら笑ってしまう。
 暗い場所ではまったく気にならない。が、直射日光下などでは思わず手で払いのけようとしてみたり、左目は大丈夫なんだよなあと左右交互に瞼をパチパチやるものだから、ついつい若い女性に誤解されたりして困る。

「パイナップルが効くらしい」という研究論文(台湾発)も過去にはあったらしいが、毎日昼飯に300gのパイナップルを食っていたら、まあ即糖尿病だ。
 かくして、もうどうにもならない肉体的衰退が歳を重ねてゆくに従って増えてゆく。そしてしまいには出来ること正常なことが一つも無くなってゆくわけやね(笑い)。

 いかんいかん、ネガティブはいかん。鍋をつつきながら「あ、今ここにあった春雨はどこにいった?」とか「あれ、箸ではつまめんなこの糸コンニャクは」などと呑気なことを言っている方が人生面白いかも知れんなあ。まあ、けっしてそれがポジティブとは言い難いが……な。

 今日の締めメニューはピザソースと追いチーズを山盛りにした「毒ピザ」でありました。こちらにもまた蚊が数匹トッピングされておりました(笑)。
 小林 倫博