青トウガラシの

しょうゆ漬けは便利

赤くなっちゃいました

種が辛いんだなあ

昼から飲むさ〜

2014年08月14日(月)「 ハラペーニョで翔んで乾杯 」

 70年代後半の大ヒット曲「飛んでイスタンブール」「モンテカルロで乾杯」を捩(もじ)って今回のタイトルを決めた 。
「合わせただけじゃねえか」と言うなかれ、並べただけである。
 庄野真代さんとは事務所が同じだったこともあって何度か一緒に仕事をしたけれど、当時はステージの袖で「なんでイスタンブール? なんでモンテカルロ?」と思ったものである。

 35年ぶりに字面で曲名を見たが「飛んで〜」は「翔んで〜」じゃなかったんですねえ。どうやらずっと勘違いをしていたみたいだ。
 当時「翔ぶ」という言葉が大流行りしていて「翔んでる〜」というギャグや「翔んだカップル」という漫画とか「翔」の字がまさしく飛び交っていたのだ。だから当然「翔んでイスタンブール」だとばかり思っていた。
「翔ぶ」と「飛ぶ」がどうちがうのか辞書的に上手く説明する自信はないけれど、おそらく違うかも知れないけれど「超越している」とか「先進的である」とか「素敵な方にズレている」とか「ナチュラルハイである」とか「常識外れだけどいい感じ」とか、いずれにしても“感覚的に新しい”といった意味合いで「翔ぶ」は使われていた記憶がある。
「翔んでる女」がもしただの「飛んでる女」だったら、ハイそのまま飛んで行きなさい〜っ、アマゾンまで行っちゃいなさい〜って感じだし、「飛んでるカップル」だったら羽の生えた男女がバタバタと音を立てながら湖の方に飛んで行く様子を想像してしまうのである。と思う。わたしだけかも知れない。
 だから「翔んでイスタンブール」の方が絶対かっこいいのだ。
 セルフ・メンタルコントロールひとつでイスタンブールに行けてしまう女の歌なんて、実に格好いいじゃないですか。反して、女が飛行機に乗ってイスタンブールに行きました…ってんじゃ、それがどうした! って感じなのだ。てめえ何でそんなに金もってんだ! と脅されるかもしれない。

 訳が分からなくなったので、トウガラシを食うことにした。わたしはカプサイシンで「翔ぶ」男なのである。
 ハラペーニョがいい具合に育っている。さすがに暑さに強い品種らしく、油粕を追肥したら連日35℃を超える猛暑の中でも、葉っぱが青々としてきた。蕾もついた。実も大きくなって赤くなった。辛そうじゃないの〜 ! そうよ〜・ヒリヒリ !
(※日本エレキテル連合は最近テレビに出てる? 見たいのに全然お目にかからない)
 本当は赤くなる前の緑色の実を炒めたりピクルスにして食べるらしい。あのグリーンタバスコの元なのだね。が、まあ細かいことはこの際言わない。熟れ過ぎてズルズルになったらおしまいだ。
 Web上にあったレシピ通りに調理してビールのツマミを作った。見ての通りだが、簡単に言えばハラペーニョの細切りとチーズを抱き合わせて、それをベーコンで巻いてカリッと焼いたものだ。カプサイシンレベルはスコヴィル値2500〜8000と、結構幅がある。
(07/14 「上には上が」参照)

 笑いが止まらない。旨い。前も言ったがわたしはその気になると俺になるのだ。
 思ったほどには辛くなくて、もうまったくシシトウのベーコン包み焼きのようだ。皿の上に刻んだ生の赤いハラペーニョが見えると思うが、これを2〜3個一緒に含むと、俺的には最高だ。
 ダメよ〜、ダメダメと言っていた妻は、試食後結局半分食ってしまった。恐怖が飛んでいってしまったようだ。
 ほらな、こういう時は「恐怖が翔んでいってしまったようだ」とは言わないのだ。

 写真の青トウガラシ醤油はだまされたと思って、作って食してみてください。もうもうもう、牛になるぐらい何でも美味しく頂けます。
 最近、ブート・ジョロキアという世界で3番目に辛いトウガラシの種を手に入れたのだが、美味いと思える範囲での辛さがいいよなあ、と少し考えが変わってきた。沖縄島トウガラシが俺的には魅かれる。
 あたらしいカプサイシン・メニューが見つかったらまたお会いしましょう。ではイスタンブールでモンテカルロ〜。





                  






mk
高校の時にチンチンを大きくしたくて、それに唐辛子を塗った男がいたが、あいつはその後どんな人間になっているのだろう。会いたいなあ。
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