花見をする間もなかった

参考:弘前さくらまつり

一夜にして

晴れてきた

切ないねえ

でも綺麗
 
2024年04月09日(火)「花筏(はないかだ)」

 昨日の雨と台風並みの強風で、まだ満開にもなっていない桜が大方吹き飛ばされてしまった。ハラハラと散った訳ではないので風情もはかなさも無い。路面に溜まった花びらも泥水にまみれて可哀そうである。中には花自体が引き千切られたものも混じっている。
 ニュースでやっていたが、都内の千鳥ヶ淵の桜も大分吹き飛ばされて、大量の花びらがお堀に浮かび、水面がすっかりピンクになってしまったらしい。アナウンサーがそれを「花筏」と表現した。

 初めて聞く言葉だった。70歳にもなって恥ずかしい限りだ。『桜の花が散って、花びらが水面を帯状に浮かんで流れるさまを「筏」に見立てていうことばである』ということらしい。
 近所にはなかなかそういう場所が無いのだが、いつか花筏に囲まれて共にカヌーで流れて行きたいものだと思った。黄泉の国に流れ着くかもしれない。いい死に方じゃないか! 
Good Day To Die
 小林 倫博