果実園に似ている

ネーミングがいいよねえ

これがハバネロだ

ハラペーニョ絶好調

鷹の爪、絶好調

2014年09月14日(日)「 ハバネロ 」

 敬老の日が近いからというわけでもないのだが、お袋の部屋を掃除していて発見したと姉が“古いカセットテープ”を届けてくれた。それはそれはとありがたく頂いたが、中を覗いてびっくりした。
 30年以上も前だが、わたしが歌手だったころ、新曲が出るたびに父母に送ってあげていたテープだったのだ。シングル、アルバム、CMの曲などなど。結構わたしって親孝行だったのである。

 で、さらに中身を調べていて笑った。なんともう手元に残っていない曲が入っているではないか。なぜ「笑った」のかというと
、あまり後世に残したくない曲だからなのだ。
 CM曲もいくつかやったが、中でも軟弱過ぎて・さわやか過ぎて・時代錯誤で……と、嫌いな理由を挙げればキリがない。他のコーナーでも書いた気がするが、それは東ハト製菓の「果実園」というお菓子のCM曲だった。
 Web検索してもほとんど何も出てこない。唯一下のニュース(お知らせ?)があった。

朝食に好適なクッキー「果実園」が好評(東ハト)

日食 1999/12/06日付 08621号06面D                     ニュース/糖類・菓子

(株)東ハト(東京都渋谷区、03・5352・8088)は、朝食に好適なクッキー「果実園」(八枚入り、五五g、袋)個食・食べきりサイズを8月下旬から全国発売、9月中旬には、箱タイプ「果実園」(八枚入り×二袋、一一〇g、箱)を全国発売して、好評を得ている(写真)。

同品は、レーズン、アップル、パイナップル、プレーン、オレンジの、体にうれしい五つの果実が入ったバランス栄養クッキーで、ナチュラルな甘味は、おやつや朝食にピッタリ、フルーティなおいしさを楽しめる。

カルシウム、鉄分、食物繊維・・・

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 画像も1枚もヒットしない。よっぽど売れなかったお菓子らしいのだ。すべてCMの曲が悪かったのだろう。か?
「東ハト製菓といえばキャラメルコーンなどのヒット商品を次々に発売するメーカーだったのになぜだろう」と思って調べていくうちに分かってきたことがある。それは「さわやかイメージの衰退」だ。TVや音楽、映画の世界でさわやか路線が飽きられてきた時期だったのである。
 2000年代に入ってから特にその傾向は強まっていった。代わって「個性的なもの」「ちょっと変わったもの」「強烈な嗜好性」「マニアックなもの」といったものが台頭してくるのである。音楽も映画もすべてのジャンルでその傾向が顕著になっていったのだ。そして多少の毒を社会が認める時代がやってきたのである。毒も主張のひとつとして扱われるようになっていった。
 現に東ハト製菓もそのあと個性的な激辛スナック「暴君 ハバネロ」を発売して大ヒットになっている。一企業のサイトを読み込んでいくと、歴史も含めて「何かが大きく変わった時代(時期)があること」がわかる。
 
 BGMに恥を忍んで「東ハト 果実園」を流すことにした。いつまでもこういうセンスでいたから「歌手 小林倫博」は時代に取り残されてしまったのだという、笑かしのためにだ。いいじゃ〜ないの〜? いいともいいとも。
 けれど、アレンジャー:瀬尾一三、ギター:鈴木茂などと演奏は超一流ですぜ。


 突然だが「暴君 ハバネロ」に刺激されて「ハバネロ」の実付き鉢植えをネット通販で買ってしまった。我がカプサイシン人生に新たな1ページが加えられたわけである。
 ハラペーニョも鷹の爪もバルーンペッパーも青唐辛子も秋だというのにガンガン実っている。絶好調だ。唐辛子類は越冬させられるらしいのでさらに楽しみは膨れるのだ。
 ハバネロをどういう風にして食するか、が今後の悩みだ。数年前までは世界一辛い唐辛子としてギネスブックに登録されていたのだからなあ。ハラペーニョの30倍の辛さだってよ。

 最近は「青とうがらし醤油」を会社の冷蔵庫にも置いているわたしなのだ。会社で湯豆腐なんかやったら、楽しいだろうなあ。


※スマホではBGMが流れないことが判明しました。不意に音が出て車中等で迷惑がかからないように、そういう設定になっているらしい。なるほどなあ。で、曲を聴きたい人(いないと思うけど)はボタンをクリックしてください。

                         



                  






mk
ハバネロって辛いだけじゃなくて、フルーティな香りなんだぜ〜
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