まだまだ今後もあるらしい。エンジン式のチェーンソーがほしいねえ。

充電式は役に立つ。こんなもの自分ではなかなか買えないものなあ。

ジェイソン爺さん。アイスホッケーのキーパーのお面は間に合わなかった。

セルフタイマーでジェイソン写真撮ってるところを郵便屋に見られた

2014年06月15日(日)「 得物 」

「得物」は当然「獲物」ではない。得意の武器、あるいは武器全体を意味する言葉だ。時代劇や時代物の映画などで一度ぐらいはお聞きになったことがあるかもしれない、とは思うのだが……。
 使い方はこんな感じ。

「倫(りん)さん、明後日の小塚っ原での又右衛門と周五郎の決闘だが、それぞれの得物は何であろうかのう?」
「ご隠居、又右衛門は昔“忍び”だったという噂がありやすねえ、あっしの勘だと結局奴は“鎖鎌”なんぞを持ち出すんじゃねえかと思うんでやすがねえ」
「なるほど、さすがだねえ。それよりだ倫さん、周五郎の得物は何かってえことで今江戸中が騒いでおるんだが、倫さんに心当たりはないのかい?  奴は元が町人だし人気はあるんだが腕はからっきしダメだってもっぱらの噂だ。オイラは周五郎に大枚五両をつぎ込むつもりなんだが、どうなんだろねえ」
「ご隠居! 金賭けてんでやすか? えげつないお人や」
「いいじゃないの倫さん、頼むよ〜」
「ダメよ〜ダメダメと言いたいところだが、まあ他ならぬご隠居のことだからお話ししやすがね、周五郎の奴はヤットウはダメだが、その代わり奇っ怪な術を使うらしいんですよ」
「なに? 術とな?」
「周五郎はねご隠居、小蝿を飼ってるんですよ。それも半端な数じゃねえ、五万十万ってえ数だ」
「なに〜、五万十万匹の小蝿とな?」
「それが周五郎の意のままに動くってえことらしいんですぜ」
「動くったってたかが小蝿じゃろうに」
「ご隠居、落ち着いて聞いてくださいよ。周五郎はもめごとがあると“ズボン”という西洋のモモ引きみてえな服をずぼんと着て、その中に小蝿をビッチシ詰め込んで現れるんだそうでやんすよ。で、いざ決闘が始まるとおもむろにチンチンの辺りにあるチャックという小窓を開けて小蝿をブワッーと呼び出すらしんですよ」
「で! 小蝿がワーッと敵にとりつく!」
「違う違う。その小蝿がさ、あろうことかチンチンの形を作ったまま飛び続けて、大きくなったり小さくなったりするわけですよ」
「あちゃー、可笑しいねえ下ネタだけど」
「そこですよご隠居、この術のすごい所は。敵を笑わせながら逝かせるってんですぜ〜」
「見てみたいもんじゃのお、倫さん」
「あっしも見てみたいですよ。明後日の決闘では小蝿オシッコも出るかもしれねえしなあ」
「すごい得物だねえ、得物なのかねえ倫さん……」

……こんな感じだろうか?


 義父が80歳を越えたので身辺整理をしたいという。とは言っても休みの日にはサーキットでブイブイ車をころがすほど元気なんだけど。まあいいや。で、60歳のわたしに、いろいろ得物をもらってくれという訳である。
 キャラ的には小蝿チンチンの方が似合っている気もするが、わたしだって時にはジェイソンになるのも悪くない。
 そう言えば、幼少の頃のわたしの夢は「アメリカ人になりたい」だった。





                  






mk

いつまでも大人しくしてると思うなよ! 
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