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糖質制限は辛いのだ
 

糖質の量が明記

素のブランパン

ふすまとは思えない

これは旨い

具も要らないぐらい

チョコの香りパン
2019年03月15日(金)「ロウソンのブランパンが素敵」

 血糖値が高いので糖質制限をしているくせに、毎朝セブンイレブンでサラダやヨーグルトといっしょに月餅を1個買って職場に行っていたのだ。つい先日までの話。
「このぐらいならいいだろう」という気持ちと「午後2時から3時の間なら大丈夫」という全く根拠の無い言い訳を自分にして、すっかり習慣化していたのだった。
 しかしである、月餅をチビチビと齧る午後3時、そこはかとなく「罪悪感」を感じていたのもまた事実なのである。妻も一緒に制限をしているので「彼女は今頃何も食わずに頑張って(我慢して)いるんだろうになあ…」とか「いい歳をしてまた今日も誘惑に負けてしまったなあ、ダメな奴だなあ、もう死んだ方がいい人間なのかなあ、きっとそうだ…」とか考えてしまう訳なのだネ。
 たかが月餅1個で、大袈裟な心の旅をしてしまう爺さんなのである(笑)。

 そこへ現れたのがローソンの「ブランパン」だった。実はだいぶ前から有ったらしいのだけど、こういうのも一種の出会いだからなあ、今まで縁が無かったのだ。
「ブラン」というのは「ふすま」のこと。「ふすま」は小麦の皮の部分のことで、昔は捨てるような部位だった。しかし最近は、低カロリー、低糖質、高ミネラルな食材として注目されて一時期大ブームになったりはしてはいたのだ。妻などは「ふすまパン」を自分で作りたい一心でパン焼き器を買ったりしたが、砂糖を使わずに発酵させるのが難しく、上手く作れず投げてしまったという経験もあったりしたのだった。
 不味い、独特の臭いがあるという風評も無縁の一因になっていたかも知れない。

 わたしは特に発想の転換に唸らせられた。眼から鱗が落ちるとはこのことだろう。全ては低糖質のための工夫だろうが、よく考えられているのだ。
 広い空洞にちょびっとだけ餡(あん)が入れてある。笑えるぐらい少量だが食べてみると立派なアンパンだ。トッピングにマヨネーズとハムが一欠片(ひとかけ)乗っているだけで、これまた列記とした正真正銘ハムマヨパンなのである。菓子パンやオカズパンの満足度がオカズの量ではないことがよく解った。
 品揃えも十分、20種類ほども有って飽きない。そして何といってもパン生地そのものが旨いのである。皆さんよくご存じで、どんな風にでもアレンジできる食パンが最初に売り切れになるようだ。

 罪悪感を感じることもなく、だらしなくデブることもなく、哀れにボケることもなく、糖尿病で足が腐る恐怖もない。
 ああ何と幸せなことだろう、ローソンのブランパンが素敵である。新木優子さんも食べているかも知れない。