千葉か長崎ぐらいでしか出来ない
 

到着

1年振り!

拳はいくらだ?

ちょっと小振り

4Lに近いかも

いつまで食べてる?
2022年06月05日(日)「枇杷狩り」

「豚味噌の会」の玲奈ちゃんと、念願だった枇杷狩りに行った。場所は、去年下見に行った南房総市の富浦町だ。枇杷狩りはとにかく開催期間が短いので、モタモタしていると機を逸してしまう。5月の頭ぐらいからお互いの日程の調整をして早目早目でWじゃらん”で予約をとった。意外なことに予約無しでもOKという枇杷園も多いのだが、行ってみて「採り尽くしましたのでOUTです」…なんてことになると淋し過ぎる。

 蘇我駅で落合い、そのまま高速に乗って一路富浦へ。1年ぶりなので明るく楽しくしゃべりっぱなしである。37歳の年齢差なのに、話題が普通(?)というのは、わたしが馬鹿なのか彼女が婆アなのかのどっちかだ。お互いにもう人生を達観してしまっているので(?)弱味も恥も丸出しの漫才風やりとり。
 わたしの勤め先で最近起きた「男女の痴話喧嘩から始まった告発、贈収賄事件に発展し、テレビやネットで実名で報道され、ついには逮捕者まで出てしまった事件」に玲奈ちゃんが妙に食いついてきたのには少し驚いた。食べ物以外にも興味があるんだなあと感動する(笑)。

 1時間10分で道の駅「枇杷倶楽部」に到着。お約束の「枇杷ソフトクリーム」でスタートした。枇杷狩りは13:00の部なのでまだ2時間以上あった。軽く食事をしようという事になったのだが、食い処はすべて大満席でどこも1時間半待ち。駐車場にも隙間が無い。都内からの客が多い。まさしくこの時期だけの枇杷の町だ。仕方が無いので(?)土産物屋めぐりをする。どこも似たり寄ったりだがそれなり楽しめた。結局、飯は枇杷狩りの後にすることにした。枇杷で満腹の筈だが、まあ、寿司は別腹だ。

 枇杷園まで運んでくれるマイクロバスの運転手さんが11個以上食べると元が取れる、などと教えてくれた。だいたい1個300円換算のようだ。しか〜し、うちらはめちゃくちゃ腹が減っていたのである。元を取るなんてどうでもいいのだ。目指せ枇杷っ腹!
「お百姓市場」という店主催の枇杷狩りだったのだが、ここは高所の枇杷を自分で採らなくても、あらかじめ収穫した枇杷を籠盛りしてあって、こちらも食べ放題。これがまた程よく冷やしてあって美味かった。「他店には無いサービス」と若い衆が自画自賛しておられました。
 枝からもいだ枇杷はわずかに堅めで酸味も若いが、籠盛りのものは酸味が落ち着いて肉質もまろやかでやさしい感じ。但し甘味は双方同じ、枇杷には追熟というのは無いらしい。30分食べ放題なので、採る時間の節約にもなる。みみっちい気もするが、枇杷狩りは勝負及び競技なのである(そうなの?笑)。
 玲奈ちゃん22個、わたし20個、健闘を称え合いつつ勝利宣言をした。主催者、呆れながらやや怒る(笑)。お詫びに10個入り2L玉¥2500を土産用(妻のリクエスト)に買う。

 
 変な〆だけど(笑)……枇杷狩りは今回だけにしようと決めた。1度きりの経験の方が、きっと鮮明で強い記憶が残るはずなのだ。誰と行ったのか、どれだけ楽しかったのか、どれほど幸せな時間だったのか、それらをずっと永遠に忘れたくないと思ったからだ。
 小林 倫博