Yahoo!JapanGeocities Top
孤独なのはわたしかも知れない

微小家内工業

これだけと残りが2本分ぐらい

100年の孤独のパロ

昼間っから飲んでます
2018年08月17日(金)「一年の孤独」

 去年の8月末に仕込んだワイン(?)を、ずっと放ったらかしにしていたのを急に思い出した。
 なんで(?)なのかと言うと……理由は分からないが去年は発酵がなかなか進まず、悪い癖で砂糖を追加したり電気毛布でくるんだり、挙げ句の果てにイースト菌を加えたりしていじくり回したものだから、結局それはもうワインとは呼べない得体の知れない液体になってしまったのである。そうなるといっぺんに興味が失せてしまい、記憶の片隅にも置いておけない質なんだなあワタスは。

 ところがだ、今日床下の貯蔵庫から取り出して恐る恐る口に含んでみたところ、やや酸味は有るものの立派に酒類になっているではあ〜りませんか! 旨いか? と言われると困るが、度数もそこそこ高そうだし、冷水で割ったりしたらさぞかし爽やかそうだと感じた訳ですよ、ハハハ。わたしはほんとにお目出度い男なのだ。自分大好き男でもある。
 で、コーヒーフィルターで最終的な濾過をして、瓶詰めをして……そしてまた床下に戻した。いやいや、ちゃんと飲みますがな。紫外線避けですがな。

 ラベルも制作して完成させたいが、なかなかいい名前が思い付かない。お遊びとは言え、年中行事になっているから絶やしたくはないのだが、なんだか気が乗らない。
 2017年製の土気産の珍酒、と言うことで「トケチン 2017」でいいか、おざなりだけどなあ……などと考えていると、リビングの方から妻の声がした。
「 “悪酔い”なんてどう? オサレじゃん!」

 聞いてねえよ、うるせえよ、全然オシャレじゃねえよ、まったく。
 そうだ! “一年の孤独”ってのが渋い……パクリっぽいけどなあ。それに「たった一年かよ!」とも言われそうだよなあ。
 孤独って短いとダサいんだなあ。